2004年第3回目産業視察報告

●やきものの歴史を引き継ぐINAX見学レポート 1
 
旅をする、ホテルでレストランでトイレのロゴマーが気になる。
INAXを見つけるとうれしくなってくる。
日本の衛生陶器はTOTOが60パーセントとINAXが35パーセントであるが、
そのINAXの主力工場を見学させてもらった。
 
中部国際空港が建設されているやきものの町、常滑市は日本6大古窯のひとつ
であり、その技術は、古く室町末期から900年以上の長い時代を経て現代の製品に
引き継がれています。
INAXの前身伊奈製陶が住宅建材タイルメーカーから衛生陶器をはじめた主力工場
が今日見学した榎戸工場である。
 
榎戸プレゼンテーションルーム館長 久田さんの説明は微にいり、細にいり丁寧に
スライド説明をしてくれた。
 
TOTOに対しても剥き出しの闘志を燃やしていたし、近い内にINAXトステムグループで
逆転できるはずだと・・・・・
 
室温30度 湿度50パーセントの工場内は真夏に逆戻りした気分だが、
窯業工場とは思えないような清潔感と整頓が行き届いている。
男性従業員はスカイブルーのシャツ、女性はピンクの作業着で身なりも美しい。
(これは男女共同参画社会推進論者には苦虫か?)
 
話によると正社員は半分ぐらい、半分は協力会社社員のようであるし、南米系外国人の
姿が多く見られる。
 
ロボット君(kawasaki製)も5台が1チームで 仲良く話し合おう様に、
まるで人間が楽しく便器を作っているような
動作で仕上げていくさまは、まさにロボットの時代を感じさせる。
 
原料の粘土・石なども70パーセントは海外からの輸入だそうだ。
INAXの他の工場で微粉砕し土泥化した物をタンクローリーで運び入れている。
 
想像していた作業工程とはちょっと違っていました。

 http://photos.yahoo.co.jp/h4750083

●やきものの歴史を引き継ぐINAX見学レポート 2
 
衛生陶器のできるまで
原料(世界各地から厳選された原料が輸入されている)⇒
微粉砕(ボールミルで微粉砕し泥しょうにする)⇒
寝かしタンク(素地に水やガラスを加え攪拌混合し熟成する)⇒
型づくり(樹脂や石膏で製品の鋳込み方型を作る)⇒
鋳込成型・接合⇒乾燥(48時間)⇒白措置の選別・仕上げ⇒施釉薬
⇒焼成(24時間)
⇒検査⇒プロガード加工(水あかを防ぐ)⇒出荷
 
私たちは41名で見学させていただいた。
ショールームでは近くの小学校3年生の児童と一緒になった。
熱心にメモを取る子、トイレの操作で楽しんでいる子、はたまたふざけあっている児童
元気な小学生だ!
 
近づくとトイレの蓋が自動で開く、男性か女性かを識別し?(時間的な識別)
必要量の水を流す機能、離れれば自動的にまた蓋が閉まる。
 
水タンクのない省スペース型トイレ、車椅子トイレ、Good デザイン賞に輝いたトイレ
トイレと仲良くなっても良いような感を抱いた。
 
衛生陶器というが、陶器使われているのはもう台の部分だけである。
ほとんどがプラスティックや電子分品になりつつある。
伊奈製陶からINAXに変わった時以上の変化がもう間じかかもしれない。
 
それにつけても、
INAXの庭先のトイレが他社製品とは残念至極であろうに・・・
目の前の中部国際空港のトイレ設備はライバルTOTOの製品が納入されているという。
 
 http://photos.yahoo.co.jp/h4750083