愛知製鋼見学レポート
● トヨタの次男坊 愛知製鋼 1
卯の花が咲き、つつじが咲き乱れる28日(木)、
トヨタグループで
製鋼部品を担当する愛知製鋼を見学した。
05年3月期連結決算で
売上高1844億円(+12.6)経常利益71億円(2.7倍)フル操業状態が
続いているそうだ。
映像で会社説明を受けてから、2台のバスに分乗した私たちは
広い広い工場エリアの説明を受けながら走る。
説明をしてくれる社員が
3つぐらいの大きなスクラップの山を、指差しながら「あれで1週間ぐらいの使用量
です。わが社の主原料はスクラップです。いわばリサイクル企業です」と説明してくれた。
工場内の道路のあちこちに止まっているトラックを指して、わが社は“ジャスト・イン・タイム”を合言葉に、
求められるものを求められる時に生産し、納品する生産体制をとっており、トヨタの看板方式 部品を待っている
のですよ・・・と説明する。
伊勢湾岸自動車道を見上げる位置に「鍛造技術の館」へ案内された。
ジャンプシニア産業視察 には会員45名が参加された。

● トヨタの次男坊 愛知製鋼 2
鍛造技術の館
平成12年3月に開設された鍛造技術の館は、ものづくりのこころと技を後世に
伝える展示館として公開されている。
私たちには後ほど見学する、自動車鍛造部品の内クランクシャフトの鍛造技術の進化について
社員OBの方が熱心に説明してくれた、詳しい説明は聞き漏らしたが・・・クランクシャフトを鍛造中
ツイストを加えるこの技術でV6エンジンが出来るようになったと言っていた。(???)
コンピューターで制御して、ロボットで鍛造・高度なツイストを難なく成し遂げる「型鍛造」の原点
農機具・刀鍛治の展示は、地元知多半島の大野鍛治の展示説明もしていただいた。
因みに大野鍛治のルーツは鎌倉時代近江の国から移り住んだ鍛治屋さんだという。
『鍛造』とは、一般には馴染みが薄いが、村の鍛治屋さんだ!あの関の刀鍛治である。
まさに『鍛えて造る』ものなのだ。
型鍛造で自由な形状を、簡単に大量にすばやく作ることが出来るために
自動車部品にもに多く使用されている
再びバスに乗り第4鍛造に向かう、ここで今、説明を受けたクランクシャフトが鍛造されている
見学に随伴されている総務部広報法規室長 大島様にジャンプシニアの活動
をお話させていただいた。
大島さんの名刺には「この名刺は当社で栽培したケナフを使用しています」
とプリントしてあった。
● トヨタの次男坊 愛知製鋼 3
熱間鍛造工場でクランクシャフトの製造工程を見る。
真っ赤に熱せられた鉄塊(900℃)を金型にプレスして瞬時にクランクシャフトにしてしまう。
次はそのクランクシャフトを手の形をしたロボットがまるでタオルでも絞るように
グッと締め付けてからツイストする。
もうこれで原型は出来上がりだ。ショットブラストなど後処理で完成だろう
ロボットの陶工が粘土を自由自在に造形しているさまのようでもある。
次にブルーム連続鋳造された四角い鉄の棒が矯正されながら、一定の長さにガスで切断される工程を
高所見学路から眺めるが、その熱気は顔を背けたくなるぐらい熱い。
次は全長500mの棒線圧延工場を端から端まで見学する。
高い通路なので空間を漂っているような感覚に足元がばたつく
重厚長大産業の工場環境は従前とは比べ物にならないぐらい改善されているとは言え
現場の最前線は避けて通れない音・熱気・匂い・淀んだ空気があるのは致し方ない。
現場の士気を高めるためにも 大きな機械に花の絵や花言葉が描かれている。
ある機械には「ふうせんかずら」 あなたと共に・・・ある圧延機にはラナンキュラス・・・
愛知製鋼は本業製品以外でも、電子磁性分野・アモルファスセンサ・世界初と言う
歯科用インプラント磁性アタッチメント・植物活性剤鉄力あぐり・あくあ等も
生産していると言う。
お土産にいただいた。
工場見学後の質疑も丁寧に答えていただき有意義な勉強が出来た。
工場の皆さんありがとうございました。
終
* 予定時間をオーバーしましたが、こんなエピソードがあったんですよ!
愛知製鋼の方から
JR西では安全よりもスケジュールを優先しましたよね。安全第一で見学していただきたい
と思いますが・・・お時間はよろしいでしょうか?
と相談を受けました。
私も、はいはい安全第一で、お願いいたします・・・・・・
と言うことでゆっくり見学させてもらったと言うことがありました。