特別賞
「将来への夢への道」

半田市立乙川中学校 3年

服部 弘奈

私は、子育て総合支援センターの学生ボランティアをやっています。小さな子供が大好きで、将来保育士になりたいと思っています。子育て支援センターは、六歳までの子どもが遊びに来て、一緒に遊びながら成長する場です。私は、そこで学生ボランティアをしながら、子供とふれあい、保育士の仕事を体験し、保育士になるために大切なことを学んでいます。

子供と遊ぶのはとても楽しくて、時間が過ぎるのがとても早く感じます。でも、いろいろと気をつけなければならないこともたくさんあるので、難しいこともあります。私が子供と遊ぶときに特に気をつけていることは、四つあります。

一つめは、自分にできても、子供には難しいことがたくさんあるので、子供ができる遊びを工夫することです。例えば、人形に服を着せてあげることは、私たちにはとても簡単なことですが、小さな子供にとっては難しいことです。でも、できないことをやってあげていたら、なかなかできるようにならないので、少し手伝ってあげます。私は、手や足を通すところを持っていてあげたり、人形の体を支えてあげたりするようにしています。

二つめは、一緒に遊ぶだけではなく、いけないことや危ないことをはっきりと教えてあげることです。例えば、すべり台では、すべる方からではなく、階段から上るように教えます。また、小さい子供はわからないこともあるので、最初から怒るのではなく、やさしくはっきりと教えます。

三つめは、自分が使ったものは自分で片付けさせるようにすることです。また私たちが片付けてあげるのではなく、片付けるように言い、場所を教えたり、一緒にしまったりして手伝ってあげるようにしています。

四つめは、できたらほめてあげることです。私たちにとってはできてあたりまえなことでも、小さな子供にとってはがんばってできたことです。それに、ほめてあげると、またがんばろうという気持ちになると思います。だから、小さなことでも、できたらほめるようにしています。

私は、このボランティアを通して、子供について気づいたことがたくさんあります。例えば、子供は遊びの中でたくさんのことを学んでいるということです。順番を待つことや、一人ではなくみんなでものを使うことなど、この子育て支援センターや、保育園などで友達と遊びながら学ぶことがたくさんあって、すごいな、と思いました。また、子供は親や周りの大人をよく見ているということも気がつきました。そして、大人のまねをして成長していくので、子供がまねをしてもいいような行動を心がけようと思いました。

ボランティアをしていると、毎回気づかされることがたくさんあって、とても勉強になります。将来、なりたい仕事に就けるように、これからもたくさんのことを体験して、学んでいきたいです。