特別賞
「私の弟」

半田市立横川小学校 4年

諏訪下 知紗

私の弟は、のうせいマヒというしょうがいがあります。

いつもいっしょに遊んでいましたが、足のぐあいがよくなく、内またになってしまい、よく、転ぶようになってしまいました。

1月から、遠くの病院で一人で入院することになりました。私はなかよしの弟がいなくなりがっかりしました。さみしくなってしまいました。けんかもよくしましたが、一人っ子はとてもさみしいことがわかりました。

2月になりました。いよいよ足の手じゅつです。足のほねを切ってつけかえるのです。私はこの話を聞いてぞっとしました。私ならにげ出したくなります。でも弟は泣かなかったのです。私は弟はすごいなと思いました。

手じゅつの日、私は学校にいました。じゅ業よりも、弟のことが気になり、時計ばかり見ていました。夜になってお母さんからのれんらくでぶじに手じゅつが終わったことがわかりました。とてもほっとしました。

外泊で家にもどった弟の足を見てみたら、きずだらけで気持ち悪くはれていました。でもよくがんばったなと思いました。

しばらくするとギブスがとれ、そうぐになり、弟は車いすの生活になりました。弟と出かけるときは私が車いすをおしてあげました。弟はとてもよろこんでいました。電車に乗ってデパートに出かけたときのことです。エレベーターがないので、電車に乗ることができない駅があることがわかりました。そのため、遠くの駅まで行かなければなりませんでした。歩ける私にはエレベーターが必要ありませんが、車いすの人には必要なものです。どの駅にもエレベーターを取りつけてほしいなと思いました。

5月になり、弟は少しずつ歩けるようになりました。リハビリでがんばったからだと思いました。ピーシーという歩行器を使って、いっしょに買い物に行けるようになりました。半年間くらい行けなかったプールにも行けるようになりました。プールでは、せんようの車いすがあり、弟がいどうするのにとてもべんりでした。しょうがい者用のこうい室もあり、広くて着がえやすく、トイレも近くにあったので助かりました。

夏休みになり、弟はもうすぐたい院できそうです。そうしたらたくさん遊んだり、いっしょに勉強したりしたいです。

お父さんやお母さんからはなれて、一人で入院し、生活していた弟は本当にすごいなと思いました。