特別賞
「私のお願い」

大府市立北山小学校 4年

竹市 美紀

私は、大府市で生まれました。そして、5才のときに父の仕事の都合で、ドイツに住むことになりました。それから4年後、私は大府市に帰って来ました。その時には、大府市がどんなところかよくおぼえていませんでした。ひさしぶりに大府市を見たらこんなところだったかなぁと感じました。物がたくさんあってドイツよりべんりだなあと思うことがたくさんありますが、もっとこんなふうだったらいいのになと思うことがいろいろありました。それは、歩道と緑が少ないということです。ドイツには大きな大きな公園がたくさんありました。そして、公園には、森や、池、犬が走りまわれるしばふ、サイクリングや散歩ができる歩道、子どもが遊べる遊具などがあり、ろう人やわかい人、小さな子までだれでも楽しめます。大府市にも、そういう公園は、ありますが、まだまだ少ないと思います。車イスのお年寄りでも、元気いっぱいの子どもも、犬も、みんなが楽しめて、安心できる公園があればいつもだれかがいて、私たち子どもも安心して遊べます。私はそういう公園を大府市や知多にだけでなくふやしてもらいたいです。

もうひとつは車が走る道路に歩道を作ってほしいことです。ドイツには、家を一歩出ると、かならず歩道がありました。そして、大きな道路では、歩く道と自転車用の道もわかれていて、みんなよくルールを守っていました。私は、今、住んでいる町では、車と人と自転車が、みんな同じ道なのに、とてもおどろいたし、いつも、こわいです。だから、これからできる新しい道は、人と自転車と車せんようの道に、わけて作ってほしいと思います。そうすれば、車の人も歩いている人も自転車の人もみんな安心します。

公園や、道路を作るのは、お金や時間がたくさんかかるけれど、私が大人になるころには、少しでもふえていたらいいなぁと思います。そして、私たちの住んでいる知多の町がよその町のお手本になって、車イスの人も、おとしよりも、子どもも、わかい人も、犬も、安心して歩ける道、楽しめる公園を日本中の人にしょうかいしたいです。

そうしたら、笑顔あふれる人と町になると思います。