特別賞
「自分のコントロール」

東海市立上野中学校 2年

松浦 冴恵

最近、スマホを持っている子がとても多いです。私の友達でも、ほとんどの子がスマホを持っています。私は持っていませんが、お母さんのスマホで友達と連絡を取り合ったり、ゲームをしたりすることがあります。スマホで遊んでいると、ついつい楽しくて時間を忘れて長時間使い続けてしまいます。しかし、そのような状態が長く続くと、生活のリズムが崩れたり、トラブルに巻き込まれたりしてしまいます。そうならないためには、自分で自分をしっかりコントロールすることが大事だと思います。

私は、中学生の間はスマホを持たないつもりです。親が許してくれないからというのもありますが、一番の理由は、まだ自分で自分をしっかりコントロールできる自信がないからです。もし私が自分のスマホを持ったらと考えると、ゲームが楽しくて夜遅くまでやったり、友達とのメールや無料通信アプリ「LINE」が盛り上がり一日中やりとりをしたり、ということがすぐ想像できます。それを我慢するのは、自分のスマホを持ったら難しいと思います。その我慢ができなくなるのを防ぐために、私はスマホを持たないのです。我慢ができなくなりスマホをずっと使い続けたら、勉強などやらなければならないことがおろそかになったり、寝るのが遅くなったりしてしまいます。私の周りにも、そういう子がたくさんいます。勉強は、今やらなければ後悔するだろうし、自分の将来につながることなのでとても大切です。寝るのが遅くなるのも、疲れがたまり体に悪いです。さらに、中学生は成長期なので、十分な睡眠は絶対に必要です。スマホで遊んでばかりいると、今しかできないことや、今やらなければいけないことができなくなってしまいます。この大事な時期をスマホでつぶしてしまうのは、もったいないと思います。最近では、各地域で、夜九時以降はスマホの使用を禁止するなどの対策がとられるようになりました。私はこの対策に賛成です。本当はそれぞれ自分自身で対処するのが良いと思いますが、それは難しいので家族や地域も協力して、みんなで考えていきたいです。他にも、家族でルールを決めるということなども必要だと思います。

スマホはとても便利なものですが、まだ判断力のない私たちにとっては、同時に危険なものでもあります。それが現在、歩きスマホやスマホ依存性など、大変な問題になっています。今楽しければいいのではなく、ちゃんと先のことを考えて使っていきたいです。そして、自分で自分をしっかりコントロールできる大人になりたいです。