ハートビル法  
「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」の略。高齢者や身体障害者が社会の中で行動の制約を受けることなく、円滑に利用できる建築物を建築し、建築物自身をバリアフリーすることを目的としている。対象は病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、その他多くの人が利用する建築物。
徘徊  
痴呆の行動面の障害の一つであり、中程度から高程度の進行に伴い増える傾向がある。不眠や夜間せん妄に伴ったり、強い不安が誘因となることがある。傍で見ているとあてもなく歩き回っているように思われるが、痴呆性老人なりの目的を持っている場合もある。
配食サービス  
要援護者に対して、食事を提供するサービス。友愛訪問員などのボランティアによる調理、宅配、または業者が調理した給食を配達するなどといった多様な形で行われる。多くの場合は無料か一食200〜300円の負担で受けられる。また買い物が困難な方や時間にゆとりがない方には食事の材料を宅配するサービスもある。
バイタルサイン  
人間が生きていることを示す所見である。呼吸・循環・体温が基本であるが、生きていることの所見であるので瞳孔反射・腱反射・便通・尿量などもバイタルサインである。心臓が停止すると全てのバイタルサインの消失となる。医療だけでなく社会福祉サービスの提供を調整する場合にも欠かせない指標である。
バリアフリー  
生活用品、建築物、交通機関などで、高齢者や障害者に配慮して障害となる壁を取り除きその結果誰もが生活のしやすい環境づくり、街づくりを行うこと。
日帰り介護(日帰り介護)  
「デイサービス」参照。
フォーマルケア  
施設に入所・通所して介護を受ける、ホームヘルパーに来てもらいながら在宅で介護を行うなど、親類ではない第三者の専門職のサービスを受けながら、介護を行なうことをいう。
福祉機器  
障害者が使用する用具・器具または技術的なシステムで身体機能に障害がある方や、機能に衰えがみられる高齢者が、その障害や衰えた機能を補ったり、自立した生活を可能にすることや介護負担を軽減することを目的として制作されている機器。
福祉事務所  
社会福祉全般に関わる事務を行う社会福祉行政機関。都道府県、指定都市及び特別区・市に設置されることが義務づけられている。
ペースメーカー  
心拍数の病的な減少が起こり、さまざまな循環不全が生じた場合、人工的に心臓に弱電気を送り心拍数を保つ目的とする医療器械。体外式と埋め込み式の両方がある。
ホームケア  
要介護老人とその家族が特別養護老人ホームに短期間滞在して介護技術などを習得すること。
ホームヘルプサービス事業  
訪問介護を参照。
訪問介護  
65歳以上の高齢者で、身体上または精神上の障害のため、日常生活が困難である方のいる家庭を対象としているサービス。訪問介護者(ホームヘルパー)が家庭を訪問し、身体援助に関する介護サービス、介護指導を行う。また必要に応じて、家事・相談などのサービスも行う。高齢者の日常生活を支援するとともに、その家庭の介護負担の軽減を図ることを目的としている。厚生省が認めた資格者による介護サービスは、介護保険の給付対象となる。
訪問看護  
医師の指示に基づいて、看護婦などが要援護者の家庭を訪問し、看護などの医療的サービスを行うこと。介護保険の給付対象である。
訪問リハビリ  
病気やけがにより中途障害を持った人に対し、医師の指示に基づき、理学療法士や作業療法士が在宅に出向いて訓練(リハビリ)を行なう。本人の実生活を送る場で機能回復訓練をすることで、社会復帰する際のさまざまな困難をなるべく減らせるようにというのがねらいである。介護保険の給付対象である。
補装具  
身体の一部の欠損または身体の機能の障害を補い、日常生活や職業生活を容易にするために用いられる器具。補装具を給付することで、職業や日常生活の能率の向上を図ることを目的としている。給付の際には対象者の身体の機能状況、性、年齢、用途などの諸条件が考慮され更生相談所の判定が必要となる。判定を要しない補装具には盲人安全つえ、点字機、ストマ用装具、歩行補助つえがある。
ホリデーサービス事業  
平日の昼間に通所、訪問サービスを行っていたものを休日にも実施する事業。新ゴールドプランによってサービスの時間帯の延長など事業の拡張と充実が図られつつある。