大学近況報告・学部長メッセージ|日本福祉大学後援会

学部長メッセージ

2024 学部長メッセージ

社会福祉学部 保正 友子

 社会福祉学部では、「ふつうのくらしのしあわせ」を実現する「ふくし」の価値・知識・技術を学びます。
 現在、社会福祉学部は4専修制(行政・子ども・医療・人間福祉)です。そこでは、社会福祉士受験資格取得に加え、精神保健福祉士受験資格、認定スクールソーシャルワーク教育課程修了者、高等学校教諭一種免許状(福祉)取得を目指します。また、公務員や企業人、医療機関のソーシャルワーカーを育成します。
 現在、学部改革を行っています。今年度から専門ゼミ人数の上限を下げ、他専修のゼミも履修できるようにしました。
 引き続き、よりきめ細かい教育を行って参ります。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

※社会福祉学部社会福祉学科は4専修から2専修に改組(2025年4月予定)。

教育・心理学部 江村 和彦

 教育・心理学部は、2024年度から、子ども発達学科、学校教育学科、心理学科の3学科体制になりました。私たちが大切にしていることは、「すべての人びとに生きる勇気と希望を育てる保育・教育・心理のプロフェッショナルへ」です。
 プロフェッショナルになるためには、様々な資格取得や採用試験にパスしなければなりません。しかし、それがゴールにならないように、私たちは普段からすべての人々に耳を傾けて寄り添うことができる大人になってほしいと願い教育に取り組んでいます。その成果として、就職率は毎年90%後半、実力をつけてそれぞれの職場で大活躍しています。
 これまで後援会の皆様に育てていただいた先輩たちに続くよう、学生たちは日々の学びの中で勇気と希望を育てています。今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。

※子ども発達学科はこども学科に名称変更(2025年4月名称変更構想中)。

スポーツ科学部 西村 直記

 スポーツ科学部では、スポーツを通じて、チームワークを高める力やコミュニケーション力を向上させると共に、スポーツを多角的視点(人文・社会・自然科学的視点)から理解することで、指導力、企画力、問題解決能力などを身につけさせることをミッションとしています。3年生からは、3つのコース(ふくしスポーツ、スポーツ教育、トレーニング科学)に分かれ、コース毎でより専門的な知識を高める学修が行われています。
 また、今年度は知多奥田駅前の美浜町運動公園陸上競技場も完成し、実技や演習科目での新たなフィールドとなります。
 部活動では、プロリーグや国際大会などで活躍する卒業生や在学生が増えています。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
 スポーツ科学部では随時FacebookやInstagramで情報発信をしていますので、是非ご覧ください。

福祉経営学部 藤森 克彦

 本学部は通信制であり、全国に約5千人の学生が在籍しております。仕事や育児など様々な事情を抱えながらも、大学で学ぶことを決意した学生が集まっています。年齢階層も、職業も多様です。全国で開催している「スクーリング」では、様々な学生が集まり、議論を交わし、考え方を深めています。
 また、社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を目指す学生が多数おります。近年、カリキュラムの変更がなされ、教育の質の向上に注力しています。
 本学部は、「変革期」を迎えております。社会のニーズが多様化する中で、高い人権意識をもち、課題を分析して社会を変えていく力を持つ人材、また、壁にぶつかっても壁の前でウロウロできる人材を育んでいきたいと思います。

健康科学部 山中 武彦

 この学部では“健康”という側面から「ふくし」を学究しています。学部を構成するのは、健康に暮らすために必要な心身機能,活動や社会に参加する能力をテーマに学ぶリハビリテーション学科、建築学や情報工学などの環境的側面から健康な暮らしを支えることを学ぶ福祉工学科の2学科です。
 前者は、理学療法士、作業療法士、介護福祉士・社会福祉士の国家資格を目指す課程で、後者は、「ふくし」の視点を大切にする建築士などの建築関連職種やAI技術を身につけ情報工学産業で活躍できる人材の育成に努めています。
 学生生活は、学外実習、資格取得の学習、卒業研究と、卒業直前まで教職員一同が学修を支援いたします。学生さんの成長される姿を楽しみにしていただければと思います。

※福祉工学科は工学部工学科に改組予定(2025年4月設置構想中)。

経済学部 谷地 宣亮

 経済学部では、経済・経営の専門知識を習得し、人々の幸福を考えて経済を動かすことができる人材、いわゆる「ふくしマインド」を身につけた「経済人」の育成に力を注いでいます。地域経済コースでは、地域活性化や誰もが暮らしやすいまちづくりに貢献する人材を育て、金融機関、行政機関などへ送り込んでいます。また、医療・福祉経営コースでは、医療機関、福祉施設、NPO法人はもちろん、成長分野である医療福祉関連企業で活躍する人材を輩出しています。
 2023年度卒業生の就職率は99.0%でした。大学通信「2023年学部系統別実就職率ランキング(経済系)」では、全国第4位です。
 経済学部では、教職員一同、キャリア形成をサポートしてまいります。

※経済学部経済学科は新たに専修制(経済専修と経営専修)を導入(2025年4月予定)。

国際学部 佐藤 慎一

 本学部は、この4月より、学部名を「国際学部」として新たなスタートを切りました。世界の人々の持続可能な「幸せ」のために、国際的なチームで協力して地球市民としての責任を果たす人材の育成を目指します。民間企業、英語教員、日本語教師、海外協力隊など、各分野で生き抜くたくましさを、特に実践的な体験を通じた学びにより育んでいきます。
 生成系AIをはじめとする技術の著しい発展により、人間としての役割が問われる中、実体験の重要性はますます高まっています。留学生と日本人学生が共に活動し、困難を乗り越えて切磋琢磨する体験・学びを、今後も、教職員一同、協力して実現していきます。変わらぬご支援をお願いいたします。

※国際福祉開発学部から国際学部へ2024年4月に名称変更。

看護学部 白尾 久美子

 今年、看護学部は、開設10年目を迎えます。変化する医療の状況を捉えながら、看護の基礎的要素に重点を置き、精選したカリキュラムの基、少人数教育を取り入れ、確かな知識と技術、コミュニケーション力を備え、看護に関わる他の専門職と連携・協働できる力をもった看護職を育成しています。
 実習では、困難なことに直面することがありますが、実践を丁寧に振り返りながら、専門職としての態度と技術を着実に身につけ、日々の成長を見ることができます。教職員は、日々の学生生活、学業、就職、国家試験対策において、一人一人の学生さんと誠実に向き合い、全力でサポートしております。今後ともご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。