スポーツやトレーニングによって人体に刺激や負荷を与えることで、身体の生理機能がどう変化するのか。西村ゼミでは、こうしたスポーツ科学分野の専門知識を習得し、それらをベースにしたさまざまな実験を実施。実験に重きを置き、学生自らが被験者になったり、測定する側になったり、体験しながら学ぶスタイルが特徴です。実験を通して知識をさらに発展させるのはもちろん、実験をする中で学生一人ひとりが気になったことや、生まれた疑問を大切にし、自ら解明していくことが目的。最終的に各自の卒業研究のテーマ設定、研究計画の立案をめざします。「西村ゼミナール」 スポーツ科学部ゼミで学んだ知識や実験手法などを活用し、自分が興味のある研究に没頭できる環境。スポーツ科学分野における専門的な知識や実践等を学ぶと同時に、卒業研究に向けた研究テーマの設定および研究計画の立案について習得。■学びのSTEPゼミナール訪問体温によって変色するウエアと低酸素マスクを被験者が着用してバイクを漕ぎ、運動パフォーマンスの変化を観察。一定時間で運動負荷を上げ、脈拍や血中酸素飽和度の数値を確認。本人が感じている身体状況もチェック。ウエアの変色とともに、赤外線サーモグラフィカメラを使用し、パフォーマンス中の身体の温度変化を確認。 おおたに しゅん大谷 駿さんスポーツ科学部 スポーツ科学科 3年静岡県/浜松日体高校出身ゼミ生VOICE 西村ゼミの魅力は実験が豊富で、学生の自主性を尊重してくれる点です。実験の仕方や工夫点など先生があらゆる助言をくださるので、自分の調べたい研究を突き詰めていくことができます。私は以前から興味があった「瞑想でストレスがどのくらい低減するのか」について研究予定です。一般的に瞑想によってストレス発散や集中力・記憶力がアップすると言われますが、果たして本当なのか。唾液中の物質を分析することでストレス量を評価できるので、瞑想を取り入れた場合とそうでない場合でデータを収集し、納得のいく結果を残したいと思います。スポーツ生理学の基礎知識を習得実験機器の使用方法を学ぶ実験計画の立案予備実験実験実験結果の検討会まとめテーマゼミナール訪問&研究レポート3111
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