障がいのあるトップアスリートが出場するスポーツの祭典「パラリンピック」。第16回目となる大会が、2020年8月25日~9月6日まで東京で開催されます。開催まであとわずか!パラリンピックと障がい者スポーツの知識を増やして、観戦をより楽しみましょう。東京2020パラリンピック開催。障がい者スポーツに 1948年、医師であるルードウィッヒ・グッドマン博士の提唱により、イギリスのストーク・マンデビル病院内で開催した車いす患者によるアーチェリー大会がパラリンピックの起源です。この病院には第2次世界大戦で脊髄を損傷した兵士の治療と社会復帰を目的に開設された「脊髄損傷科」があり、そのリハビリの一環として競技会が行われました。その後、大会は毎年開催され、1952年にオランダの参加を得て国際大競技会に発展。1988年のソウル大会からはオリンピックの後、同じ場所で開催されるようになりました。パラリンピックの始まり かつて脊髄損傷はベッドで死を待つばかりのケガでしたが、グッドマン博士がリハビリにスポーツを取り入れたことで、ストーク・マンデビル病院では半年で約85%の人が社会復帰を果たしたといいます。それは、スポーツは自主的に行うもので「もっと上手になりたい!勝ちたい!」いう想いが自然と湧き上がってくるから。だからこそ、積極的に練習し、継続でき、結果リハビリの効果がぐんぐん上がったのです。スポーツのチカラプチコラム東京2020パラリンピック競技一覧アーチェリー陸上競技ボッチャカヌー自転車競技馬術5人制サッカーゴールボール柔道パワーリフティングボート射撃水泳卓球トライアスロンシッティングバレーボール車いすバスケット車いすフェンシング車いすラグビー車いすテニスバドミントンテコンドー知っておきたい、パラリンピックの知識競技レベルの高さ そのスピード感はもちろん、前回の2016年リオデジャネイロパラリンピックでは22競技・528種目のうち、世界新記録が220、パラリンピック新記録は432にのぼり、競技レベルは年々高まっています。魅力1多様性と可能性 視覚障害の人、車いすの人、義足の人、知的障害の人など多様なトップアスリートが、さまざまなスポーツに挑む姿、そしてパラリンピックでしか見られない人間の身体能力に圧倒されます。魅力2パラリンピックの魅力東京2020大会から、バドミントンとテコンドーが新競技として採用!13学生活動支援助成&キャンパスライフ31
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