全国で約7,400名が在籍する日本福祉大学通信教育部では、在宅学習だけでなく、北海道から沖縄まで全国各地で対面形式のスクーリング講義を開講しています。職業や年代の異なる学生同士が意見交換をすることで生まれる学びは、オンデマンド学習にはない魅力です。今回は、大阪会場で開催されたスクーリングの様子を紹介します。スクーリングレポート地域包括ケアシステムと未来型先端テクノロジー2019年9月7日(土)・8日(日) 大阪府大阪市/大阪ビジネスパーク円形ホール地域包括ケアをシステムアップする未来型先端テクノロジー 世界に類を見ない超高齢社会を迎えている日本。2025年には介護人材が34万人ほど不足するといわれており、AIやICT、IoTを始めとする未来型テクロノジー導入の期待が高まっています。介護現場は極めてプライベートな空間であり、「ヒト」の手による「温もりあるサービス」がより評価されるため、「機械」に対して画一的であるという懸念を持たれがちですが、AIを始めとするテクノロジーの進歩は急速で、今や「個別ケア」の実践に必要な情報収集や管理の場面では不可欠な存在となっています。今後の福祉経営を担う者は、テクロノジー推進についての知見や見識を持つことが要求されるため、この講義で詳しく学びます。ヒューマンインターフェース・インタラクション, 知能ロボティクス, 生命・健康・医療情報学, 生体医工学・生体材料科学, リハビリテーション科学・福祉工学, 応用健康科学, 社会福祉学, 教育社会学, 医療社会学講師通信教育部助成31日本福祉大学 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科(通信教育学部)尾林 和子教授科目名今後の地域包括ケアに必要な未来型先端テクロノジー活用の創造的プロセスを習得する個人情報の取り扱いと個人の尊厳の尊重への配慮を怠らないことを理解する正確なデータを根拠とした科学的導入が必要であることを理解するテクロノジー導入の際に留意すべき点を確認する日本の未来型先端テクロノジーの開発状態のプロセスを知る世界から見た日本の超高齢社会の現状を学ぶ学習ステップテーマ通信教育部27
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