特別賞
「コミュニティの大切さ」

東海市立上野中学校 1年

仙敷 拓也せんしきたくや

僕の家は、名和町南脇町内会という町内会に入っています。この前の週末も公民館の広場で、盆踊りがあり、僕は二日間ともに遊びに行きました。盆踊りでは、町内会の役員の人達が、お茶やアイスクリームを出してくれたり、抽選会をしてくれたり、盆踊りの進行をやってくれたりしていました。子供会の役員さん達は、子供達に無料でポップコーンを作ってくれたり、スーパーボールすくい等の出店をやってくれたりしていました。

僕の両親も去年は、町内会の役員をひきうけて、一年間色々な行事のお手伝いをしていました。どんなことをやってきたかというと町内会の総会、毎月の資源回収の分別回収、環境整備、名和コミュニティのミニスポーツ大会、盆踊り、船津神社の祭礼、名和コミュニティの運動会、敬老会、公民館祭りの手伝い等、こんなにたくさんの行事があるんだ、町内会も大変だなと両親が手伝いに行く度に思いました。そして、こんなに大変なのに、どうしてこういった行事を続けていくんだろう?準備も大変だしお金もかかるし、やめてしまえば楽なのにと思いました。でも、もしこういったことを大変だからとやめてしまったら、どういうことになるんだろうとも考えてみました。そこで、両親に一年間役員をやってみてどうだったか聞いてみました。両親は「大変だったし、きついなとは思ったけど、今まで話したことのなかった人達と、知り合いになれたし、たまに何も考えずに参加していた行事にも、こんなに役員の人達の努力や苦労や協力があったということを知って、今までの役員さんや町内会の人達に感謝し、こうやって地域の人達がつながっていくんだなと感じたよ。」と話していました。

僕も中学に入学して、今まで知らなかった人達と同じクラスになり、授業をうけたり、部活動で一緒に汗を流したり、体験していくことで、今では仲の良い友人がたくさんできました。人と人とは、同じ時間をすごしたり、大変な思いをして苦労したり、同じ体験をすることできずなというものができていくんだなと気付きました。だから、大変だからやめてしまえばいいでは、人同士がどんどんばらばらになっていってしまい、これから来るかもしれない災害があった時に、どこに誰が住んでいるのかもわからない、あんな人いたっけ?知らない人達だからどうでもいいと、とても冷たい世の中になってしまうと思いました。僕は将来もきっとこの名和町に住んでいると思いますが、人とのつながりを大事にしているこの町内会やコミュニティがいつまでも、あり続けてほしいと思いました。そして、もし役員を頼まれたら、嫌がらずにちゃんとひきうけようと思いました。