日本福祉大学生涯学習センター長賞
「ECO KIDS MIHAMA」

美浜町立河和中学校 2年

河崎 愛叶かわさき まなと

僕は英会話を習っています。そこで、世界EARTH DAYについて学び、自然を守ること、人々が過ごしやすい環境を、自分達で作ることが大切だと学びました。先生や、友達と、僕たちにできることは何かと話し合いました。そして、毎週日曜日、海岸の清掃を一時間行うことにし、自然を守る大切さを伝えたいと、企画を立て実行するようにしました。僕たちのチーム名は、ECO KIDS MIHAMAです。

初日、ゴミの多さにビックリしました。特に、ペットボトルや、細かいプラスチックの破片が多くて、鉄のかたまりや、釣り具も落ちていて、どのような気持ちで捨てたんだろうと、悲しくなりました。ペットボトルで、砂が入っている物は、リサイクルもできないので、困ります。バーベキューや花火のゴミも多くて、ゴミの持ち帰りはマナーなのにと残念に思いました。

「プラスチックの細かい物や破片などが海に流れて、魚が食べて、もしかすると、その魚を漁師さんが釣ってしまって、私たち人間が食べてしまうかもしれないから、困るよね。」と、先生が言いました。僕もそうだなぁと思いました。次の週、ゴミを拾うときに、釣りをしている人が十人ぐらいいました。その中には、
「おつかれさまです。がんばってください。」
と、言ってくれる人もいれば、あいさつをしても、無反応の人もいました。僕たちが掃除をしているのを見て、少しでも心に感じてくれたらなあと思いました。家族にこの事を話すと祖母が、
「昔は、浜辺もきれいで、水泳大会などもやってたんだよ。」
と、教えてくれました。それに比べて今は、とがっている鉄や、細かい破片が落ちていて、とても水泳大会をやっていたなんて、想像ができません。
「夏に浜辺で、バーベキューや花火などをしてくれてもいいけど、ゴミは持ち帰って欲しいね。」
と、家族で話をしました。自分達で出したゴミを持ち帰る事があたりまえだと僕は思っていたので、みんなもそういう意識を持ってくれると嬉しいです。

先生が開設してくれたSNSを通じて、海外の団体から何か一緒にできたらと、コンタクトがありました。今度アメリカ研修へ行く友達が、現地のエコグループの大学生と交流会をしてきます。その報告会がとても楽しみです。僕たちから発信したECO活動で、少しでもみんなに、自然を守る大切さが伝わったら嬉しいです。

僕が住んでいるのは、「美しい浜」と書く美浜町です。名前のように美しい海岸にしていきたいです。