日本福祉大学学長賞
「あくしゅからつたわるパワー」

東海市立大田小学校 1年

高野 由唯こうの ゆい

わたしのおばあちゃんは、わたしがしょうがっこうににゅうがくまえににゅういんしました。びょうきだとわかるまえは、あやとりやおりがみ、おてだまなど、いっしょにあそんでくれました。びょういんへおみまいへいくときわたしはおまじないのおてがみをかいてもっていきます。

「おばあちゃんと、てをつないでおさんぽにでかけたいな。またみちにさいているおはなのなまえをおしえてね。」と、かいてわたしました。おばあちゃんはてがみをよんでくれるたびにえがおで「ありがとう。あなたのやさしいこころがうれしくてなみだがでるよ。おまもりにしてたいせつにするね。」と。

びょうしつからかえるときはかならずあくしゅをします。それは、いつもいっしょにさんぽをするときにてをつないでくれるおばあちゃんのてをおもいだしてわたしもげんきをもらいたいからです。てをつなぐとふしぎとべんきょうもスポーツもがんばろうとパワーがわきます。

びょういんからいえへかえれるすうじつは、わたしのすきなおかずやおやつをつくってくれます。ずっとたっていられることができないので、なんかいもきゅうけいしながら、いっしょうけんめいつくってくれます。おやつのおにまんじゅうをつくってくれるとき、わたしもさつまいもをきる、こなをまぜるおてつだいを、いっしょにつくりたいといっておてつだいをしました。おばあちゃんといっしょにつくったおにまんじゅうは、いままでたべたなかでいちばんおいしかったです。おばあちゃんからいろいろなことをおそわることができてうれしいです。げんかんではきちんとくつをそろえる。げんきよくあいさつをする。ものをたいせつにする。いわれてやるのではなくいやなことでもじぶんからこうどうする。おかあさんもおなじことをいうけれど、おばあちゃんがいえへかえってくると、いつもよりわたしはえがおになれます。わたしのこころのなかにいるたいせつなかぞくです。