半田市生涯学習推進協議会賞
「夢は信頼される助産師」

半田市立乙川小学校 4年

松井 凜まつい りん

 私のしょう来の夢は、助産師になることです。2年前におばが、助産院で赤ちゃんを産むことになり、助産師という仕事を知りました。赤ちゃんが好きだったので、検診に一緒に行き、赤ちゃんの心ぞうの音も聞かせてもらいました。出産の時は土曜日だったので、朝からおばのこしをさすったり、手をにぎったりしてはげましました。助産師さんもずっと付きそって、優しくおばをはげましていました。赤ちゃんが生まれた後も、いつも助産師さんたちはお母さんと赤ちゃんに優しい笑顔で声をかけていて、助産院は笑い声があふれていました。私はとても温かい気持ちになりました。

 私が、抱いていた赤ちゃんが泣きだして、オロオロしたときに助産師さんは、「大丈夫!大丈夫だよ。」と赤ちゃんに優しく声をかけたら、赤ちゃんは安心したように泣き止んで、とてもおどろきました。赤ちゃんが泣いてしまって不安になっていた私も、助産師さんの優しい声でとても安心しました。まるでまほうのようでした。その時に、助産師という仕事は、家族を安心させる職業で、とても素敵だと思い、私は助産師になりたいと思いました。助産師さんから、看護師・助産師という仕事は、色々な人と関わりを持つので、色々な経験をしなさい。と、アドバイスをもらいました。

 私は三年生の秋に、チアダンスの発表会に出ました。その時に、大会に出るクラスのダンスを初めて見ました。自信にあふれたキラキラの笑顔に見とれてしまいました。学校の友達も、ダンスの練習を毎日していると聞いたことや、姉がピアノコンクールに出場するために、日々練習を頑張っている姿にしげきされて、私はチアをもっと頑張りたい!と思い、チアリーディングチームのオーディションを昨年三月に受けました。仲間に入れてもらった時はとてもうれしかったです。しかし大会はコロナで十月にえん期になりました。私はチアダンスを習っていたので、難しくはない。と思っていましたがレベルが違い、最初はとまどいばかりでした。チームはあいさつや話を聞く時の姿勢などとてもきびしいです。それは、メンバーを持ち上げたりするので練習中はきん張感を持たなければケガの原因になるからです。今はみんなに追いつけるように毎日家でも練習をしています。

 「色々な経験をしなさい。」と、助産師さんに言われた時は意味がわかりませんでした。しかし、うれしいこと、つらいこと、悩むことくやしいこと、努力すること、仲間を信じること。私は、チアリーディングを通じて異学年の仲間と出会い、色々な経験をつむことができました。私は将来信頼される助産師になれるように、これからも様々な経験を通して、たく山の人と出会っていく心を大切にしたいです。