特別賞
「がんばった手じゅつ」

半田市立宮池小学校4年

拂山はらいやま 

 私は、夏休みに手じゅつをして十日間入院をしました。とてもこわくて、いたくて、つらい経験でした。でもその入院が決まった時に友達や家族がたくさんおうえんをしてくれました。そのおうえんのおかげで、がんばることができました。

 友達は手じゅつの成こうをねがって、お守りとミサンガを手作りしてくれました。ギリギリまで付けていたミサンガと病室にかざったお守りからすごくパワーをもらえました。それとメッセージを書いてくれて、私のすきなキャラクターが付いた色紙を作ってプレゼントしてくれました。みんなからのがんばってねというメッセージがとてもうれしかったです。他にも入院中にさみしくないようにとお人形をくれたり、ひまにならないようにぬり絵をくれたり、入院中に使えるタオルやハンドソープをくれたり、私のことを考えていろいろプレゼントしてくれました。とてもうれしくて、心が温かくなりました。がんばることがあるとき、こうして友達からのおうえんがあるとすごく前向きな気持ちになれることがわかりました。

 家族は毎日れんらくをくれました。弟はおるす番をがんばってくれました。お父さんやおばあちゃんがご飯やおべん当をお母さんのかわりに作ってくれました。みんながきょう力して私とお母さんが入院していられるようにしてくれました。

 入院中、病院の先生とかんごしさんは私のためにいろいろなことをしてくれました。やさしくされることのうれしさを感じました。病院には入院する前まで見えなかった、ご飯を作ってくれる人や、そうじをしてくれる人、保育士さんなどたくさんの人達がいました。みんな入院している子たちのためにお仕事をしてくれていました。人のためになるお仕事はすごくすてきだなと思いました。

 とてもいたくて、こわくて、大へんな十日間だったけれど、みんなのおうえんやきょう力があったから私は病気をなおすことができました。だれかががんばることがあるときには、私も少しでもおうえんができるといいと思いました。そしてまわりの人を大切にしたいと思いました。家族、友達はもちろんですが、私に関わってくれる人みんなに感しゃの気持ちを持ち、大切にしていきたいです。今回の入院でみんなにたくさんやさしくしてもらったぶん、私もやさしくしてそして助けていきたいです。そしてしょう来も人の役に立つお仕事ができたらいいなと思いました。この気持ちを大切に、これからも勉強や運動をがんばっていきたいと思います。