特別賞
「海のために出きる事」

半田市立乙川中学校1年

笠井かさい あらた

 僕の趣味は魚釣りです。南知多町の大井漁港がお気に入りの釣り場です。魚がかかった瞬間のビクビクッとする感覚は最高です。狙いたい魚を自分の考えた仕掛けで釣り上げた時の喜びは何物にも代えがたいです。時間があると釣り具屋で欲しい釣り具を眺めたり、ユーチューブで釣り方などを学んだりしています。

 しかし、最近以前よりも魚が釣れにくくなったように感じます。

 釣りをしていると、テトラポッドの隅に缶コーヒーやタバコの吸い殻などのゴミが捨てられていたり、堤防の柵に仕掛けが絡まっていたりするのをよく目にします。二〇五〇年までには、魚の重量より海洋プラスチックゴミの重量の方が多くなると言われています。

 また、釣り具屋の店員さんが、地球温暖化で水温が上がっているからどんどん魚が北上していて、少し南にいる魚たちが愛知でも釣れるようになっているよ。と教えてくれました。

 このままでは、いつか海や川から魚がいなくなってしまうと思います。どうしたら魚たちを守れるか、自分なりに考えて行動していることを紹介します。

 まず、釣りに行くときはいつも携帯用ゴミ袋を用意して、ゴミは全部持ち帰るようにしています。また、学校で習った4R(リフューズ、リデュース、リユース、リサイクル)を意識して実践しています。

 リデュースの例として、家でお米を炊く時は精米した玄米を使っています。精米をすると、米ぬかが出ます。それを今までは捨てていました。ユーチューブでまきエサに使用できるということを知り、捨てずにとっておくようになりました。

 次はリフューズです。買物に行くときは必ずマイバッグを持っていきます。そうすることで、レジ袋に使われているプラスチックを少しでも減らすことができるからです。

 他に意識していることは、エアコンや電気を点けっぱなしにしない、水を汚さない・無駄にしないということです。僕は皿洗いの手伝いをすることがありますが、水はすすぐときだけ出して、出しっぱなしにせず、油汚れはキッチンペーパーでふき取ってから、洗うようにしています。これらの取り組みをしていくことで少しでも地球環境がよくなっていけたらいいなと思います。

 地球温暖化や環境問題は魚だけでなく、あらゆる生物に大きな影響を与えます。一部の人間だけで頑張っても解決は難しいと考えます。皆一人ひとりが、少しでも環境問題について意識をして行動することが大切だと思います。知多の海を守っていくために、これからも環境問題と向き合っていきたいです。