特別賞
「大すきなばあばあちゃん」

武豊町立緑丘小学校 3年

吉良 柊葉子

わたしはばあばあちゃん(お母さんのおばあさん)の事が大すきです。九十四さいだけど、すごく元気です。3月まではおじいちゃんの家のすぐ前の家に一人ですんでいました。でも、今は「くすのきの里」という所に引っこしてしまったので、なかなか会うことができなくて、さみしいです。

ばあばあちゃんは家の庭でいろいろな野さいをそだてていました。野さいはおもしろい形だったけど、味はとてもおいしかったです。

いろいろな事をしてあそびました。カルタをやった時は、ばあばあちゃんが読んでくれました。ゆっくり読んでくれたので、すぐにさがせました。あやとりやお手玉など、むかしのあそびも教えてくれました。ばあばあちゃんは、しわくちゃの手で上手にあやとりやお手玉をしていました。すごく上手でびっくりしました。わたしはなかなか上手にできなかったので、すごいなと思いました。

本もたくさん読んでくれました。生きょうさんでわたしがすきそうな本を見つけると買っておいてくれました。本を読みながら、むかしの食べ物ややくらしの話も聞かせてくれました。せんそうの話も聞いたことがあります。ばあばあちゃんがしてくれる話は、知らない事やふしぎな事がいっぱいでした。せんそうがこわい事が分かりました。ばあばあちゃんの話を聞いてたくさんの事を知りました。これからもばあばあちゃんと、たくさん話をして、いろいろな事を知りたいです。

お母さんやおばあちゃんにしかられた時はすぐにばあばあちゃんの家になきながら行きました。ばあばあちゃんは、
「どうしたの?」
と、やさしく聞いてくれて、いろいろな話をしました。ばあばあちゃんと話をしているといやな事をわすれられました。それから、あそんだりごはんを作ったりしてくれました。ばあばあちゃんの作ってくれるごはんは、お母さんやおばあちゃんのごはんとはぜんぜんちがいました。きなこごはんやさつまいもごはん、野さいたっぷりのみそしるは、ばあばあちゃんの家でしか食べられませんでした。本当においしくて、にが手な野さいも食べることができました。ばあばあちゃんのごはんは少し食べただけで、すぐにおなかがいっぱいになってしまいました。どうしてかな?といつもふしぎだったけど、むかしは食べ物が少なかったから、少し食べただけでもおなかがいっぱいになるようにくふうしていたと聞きました。今はしかられた時にばあばあちゃんの所へ行くことができないから、なかなかなみだが止まりません。

ばあばあちゃんに会いに行くと、すごくよろこんでくれます。写真や習字をもって行くと、へやにはってくれます。つえがなくても歩けるようになったりぬい物をしたりして、すごく元気です。ばあばあちゃんに会うと、わたしも元気になります。ばあばあちゃんとすごす時間は、わたしのたから物です。