特別賞
「つながる」

半田市立乙川東小学校 5年

浅井 瑠莉あさい るり

私の住む町は、安心してくらせるところです。ご近所に住んでいる人の顔を知っています。何人家族か知っています。外を歩いていると、散歩をしている人があいさつしてくれます。住む人たちのつながりがとても強い町です。

私は、春に行われた地いき清そうに参加しました。私の住む町のコミュニティーの役員さん主さいのものです。小学校とPTAさんと子ども会役員さん、そして私たち小学校の児童が協力してゴミひろいをしました。よく通る道です。あまり気にしたことがなかったけれど、こうして歩いてみるとゴミがたくさん落ちているなと思いました。紙くずやビニールぶくろなどいろいろなものが落ちていましたが、とくに多く目についたのがタバコです。タバコのすいガラがたくさん落ちていました。私はびっくりしました。そしてショックでした。この町に歩きタバコをする人がいるなんて。ショックだったけど見つけたものは全部ひろって、ゴミぶくろに入れました。最初は、何ですてる人がいるんだと、イライラした気持ちでゴミをひろっていました。しかし、だんだんとこの道を通る人が気持ち良く通れるように、町の人たちのためにきれいにしたいという気持ちでゴミをひろっていました。地いき清そうが終わったとき、私の心はとてもスッキリとしていました。いつもお世話になっているこの町のために、私にもできることがあってうれしかったです。また来年も参加したいです。

また、私の町のコミュニティーの役員さんと子ども会の会長さんで防はんのため、夜間のパトロールをしてくれています。田植え教室では多くの方がボランティアでお手伝いに来てくれます。私が宿題でいねの観察していると、近くの畑の方が「宿題かな。えらいね、がんばってしっかり書くんだよ。」とおうえんしてくれました。だから、私の住む町は、安心してくらせるところなのです。いつも私たち子どもの安全を考えてくれている人がいます。見守ってくれている人がいます。おうえんしてくれる人がいます。こうした思いやりを持った人がたくさんいます。町のため、だれかのためを想う気持ちがつながって、輪になって、この町を、住む人たちを守ってくれているのだと思います。

今年の夏、大きな水害がありました。私の住む町ではなかったけれど、とてもこわいなと思いました。しかし、大きなひ害にあったのに、住む人みんな無事にひなんできた町がありました。その町は、防さい意識が高く日ごろからご近所どうしつながりがあったため助け合うことができたそうです。人と人のつながりの大切さを感じました。今、私にできることは、ゴミひろいくらいだけど、住む町のため自分のできることをしていきたいです。それがご近所どうし、つながりを持つことになるし、命を守ることにもなると思うからです。