学校の教員、教職経験者、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、社会福祉協議会、地域包括支援センター、行政などの職員の方など
貧困・虐待・不登校・いじめ・暴力・発達障害をはじめとする様々な生きづらさを抱えた子どもたちを支援するために、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの養成と学校への配置、教師を含めた多職種連携(チーム学校)が進められてきました。とはいえ、子どもたちを支援する専門職者はまだ十分ではありません。 そこで日本福祉大学では、子ども支援関係の仕事に従事していたり、その意志のある人たちを対象として、教育・福祉・心理にかかわる基礎的かつ実践的な知見やスキルを身につけてもらうための履修証明プログラム(学校福祉)をスタートさせます。
開講期間 | 開講方法 | |
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前期 | 2021年5月29日~ 7月17日(計6日間) | Zoomを介したオンライン講義 |
後期 | 2021年7月31日~ 9月4日 (計4日間)※補講日9月11日 | 対面での講義 日本福祉大学名古屋キャンパス※ (※名古屋市中区千代田5-22-35) |
修了試験 | 2021年9月18日 |
受講方法 | 定員 | 受講料(税込) |
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全プログラムを受講 (前期・後期・修了試験) |
50人 (選考により受講者決定) |
48,000円 |
一部プログラムのみ受講 ※ (前期6日間のオンライン講義のみ) |
30人 (先着順により受講者決定) |
30,000円 |
【※履修証明書について】
履修証明プログラムの修了要件は、全講義を受講したうえで、実践研究報告会で報告し、修了試験に合格することとなっており、要件をみたした方に履修証明書の発行を行います。
「一部プログラム(前期6日間のオンライン講義)」を受講される方は履修証明プログラムの修了要件が充足しませんので、履修証明書の発行はできません。ご承知おきください。
開講日 | 時間 ※ |
講師 | タイトル | 学習内容 |
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5月29日 | ① | 鈴木 庸裕 | いまなぜ学校福祉なのか | 学校の持つ福祉的機能の内発的発展 |
② | 高橋 正教 | 教育と福祉をつなぐ(1) | 福祉に内在する教育的機能 | |
③ | 遠藤 由美 | 教育と福祉をつなぐ(2) | 社会的養育の今日的課題 | |
6月12日 | ① | 丹下 加代子 | 生きづらさの窓を開く(1) | 学校から排除された子どもたち ー教育職から見た子どもの苦悩ー |
② | 藤井 啓之 | 21世紀教育改革の諸相と真相 | ゼロトレ、PDCA、学校スタンダードを問う | |
③ | 山本 敏郎 | 教育観・子ども観の転換と学校制度 | 生活主体としての子ども、学校改革の新しい動向 | |
6月19日 | ① | 湯原 悦子 | 生きづらさの窓を開く(2) | 非行をする少年の現状、子どもの人権擁護 |
② | 木村 隆夫 | 少年非行と法務相談、就労 | 貧困・虐待 ー家庭から排除された子どもたちー | |
③ | 小林 洋司 | 子どもと地域福祉 | 福祉教育が支える主体形成 | |
6月26日 | ① | NPO法人 アスペ・エルデの会 |
生きづらさの窓を開く(3) | 発達障害を抱えた子どもをもつ親として |
② | 牧 真吉 | 医療から見える学校と子ども | 発達障害を抱えた子どもにとっての発達環境 | |
③ | 堀 美和子 | 相談室から見える学校と子ども | 発達障害を抱えた子どもと学校適応 | |
7月3日 | ① | 伊藤 シゲ子 | 子どもとともに生きる -保育士 | 他職種との連携を活かして |
② | 板垣 賢二 | 子どもとともに生きる -小学校教諭 | 他職種との連携を活かして | |
③ | 大宮 とも子 | 子どもとともに生きる -特別支援学校教諭 | 他職種との連携を活かして | |
7月17日 | ① | 瀬地山 葉矢 | 子ども・家族支援と多職種連携 | 心理職固有のアセスメント |
② | 杉原 里子 | 個別支援と多職種連携 | 福祉職固有のアセスメント | |
③ | 藤井 博之 | 多職種連携の現状と課題 | チーム医療からの提案 |
開講日 | 時間 ※ |
講師 | タイトル | 学習内容 |
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7月31日 | ① | 山本敏郎/藤井啓之/鎌倉博 | 教育実践演習(1) | 実践記録を読む |
② | 教育実践演習(2) | 実践記録を書く | ||
③ | 教育実践演習(3) | 実践記録を分析する | ||
8月21日 | ① | 野尻 紀恵 | 学校福祉援助演習(1) | 個人援助技法の基礎 |
② | 沖田 昌紀 | 学校福祉援助演習(2) | エコマップ、生育歴が気づきをつなぐ | |
③ | 野尻 紀恵 | 学校福祉援助演習(3) | 学校アセスメント・地域アセスメントの進め方 | |
8月28日 | ① | 野尻 紀恵/鈴木 庸裕/沖田 昌紀 | 学校福祉演習(1) | 地域福祉と子どもの生活 |
② | 学校福祉演習(2) | 子どものための地域包括支援における多職種協働実践 | ||
③ | 増山均 | 子どもの権利条約の意義と課題 | 【特別講演】競争的教育環境と専門職 | |
9月4日 | ① | 鈴木 庸裕 | 学校福祉演習(3) | 実践研究報告会(1) |
② | 学校福祉演習(4) | 実践研究報告会(2) | ||
③ | 総括討論 | 【シンポジウム】学校福祉のための多職種協働 | ||
9月11日 | ①~③ | 補講日 | ||
9月18日 | ① | 修了試験 |
※時間:①10時00分~12時00分 ②13時00分~15時00分 ③15時15分~17時15分
下記1、2のどちらを希望されるかにより、申込方法が異なります。
募集要項を確認のうえ、受講申込書等の提出書類を受付期間内に提出したうえで、選考により受講の可否を決定します。
※その他、卒業証明書等の取り寄せが必要です。(取り寄せには時間がかかる可能性があります。)
【提出書類】
※一部プログラム(前期6日間のオンライン講義のみ)」を受講される方は履修証明プログラムの修了要件は充足しませんので、履修証明書の発行はできません。ご承知おきください。
※お申込み後、受付確認メールが配信されます。受付確認メールに受講料の振込先が記載されていますので、期日までにお振込ください。
※「受付確認」メールが、「迷惑メールフォルダ」に振り分けられる事象が発生しております。お手数ですが、『kensyuc@ml.n-fukushi.ac.jp』からのメールを受信できるように設定してください。よろしくお願いいたします。
社会人などを対象とした新しい履修・学習の証明制度です。
2007年度の学校教育法改正によって誕生した制度で、大学などが一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、修了者に対して、法に基づく履修証明書(Certificate)を交付する制度です。
本学が指定する科目群を履修することで、特定分野の学習を体系的に行ったことが認証されます。
◆当プログラム修了要件
・全講義を受講し、実践研究報告会で報告すること
・修了試験(学校福祉にかかわる論述)を受験し、合格すること
◆修了証
修了要件を満たした方には、学校教育法に基づく履修証明制度により、日本福祉大学より「履修証明書(学校福祉)」を授与します。
日本福祉大学による単位認定はありません。
〒460-0012 名古屋市中区千代田5-22-35
TEL:052-242-3069
E-mail:kensyuc@ml.n-fukushi.ac.jp
【受付時間】:平日10:00~17:00(祝日、夏期休業、年末年始を除く)