特別賞
「私の将来像」

半田市立青山中学校2年

原田 來実はらだ くるみ

 私が将来なりたいと思っている職業は、保育士です。なりたい理由はいろいろありますが、私が保育士になりたいと思ったきっかけの一つに、母の存在があります。

 母は昔、幼稚園教諭をしていましたが、今は保育園でパート保育士をしています。仕事では、担任の先生や子供達が過ごしやすいように、サポートしているそうです。例えば、トイレで失敗してしまった子のケア、ケンカをしている子供達の話を聞く、困っている子に寄り添うなどです。後は保育で必要な物の準備など保育が円滑に回るようにしているそうです。担任の先生が休みの日は、担任の代わりにクラスに入って、子供達と過ごす日もあります。他には入園前の子供たちと遊んだり保護者の話を聞いたりする子育て支援にも携わっているそうです。

 母は毎日、保育園であった楽しいことや、大変だったことを話してくれます。子供達のエピソードを聞くと、思わずクスッと笑ってしまうことがたくさんあります。子供たちの言動にたくさんパワーがもらえるとも話してくれました。毎日過ごす中で子供達の成長を見ることが出来るのも頑張れる要素だそうです。反対に、命を守る大切な役目もあります。急に熱を出した子の対応や、子供達が安全に過ごせるようにしているのが、話を聞いていてわかります。この仕事は、子供が好きなだけではできないことも伝わってきます。「周りの様子を観察して、今、何をするべきなのかを考えて、実行する力が求められるんだよ。」と、母は話してくれました。私も普段から周りのことを見て、優先順位を考えて行動に移せるようになりたいです。

 なりたい理由の、もう一つの理由として、私は小さい頃から絵を描いたり、工作をしたりすることが大好きだからです。私の描いた絵や工作で、子供達を笑顔にさせたいです。そのために、美術部に入り、また、絵画教室に通っています。普段から絵を描く時間を作って、将来に活かせるように取り組んでいます。自分の好きなことを活かせる仕事を見つけたことで、「早く保育士になりたい!」と、将来への意欲が湧いてきました。

 夢の実現に向けて、今習っているピアノをもっと上達させたいと思っています。保育園では、季節を感じられる歌を歌います。母もいつもピアノで季節の歌や子供達が好きそうな歌を練習しています。私も子供達の前で弾く日が来たときに、子供達が楽しく歌えるようにピアノも頑張りたいです。保育士になるためには、資格が取れる学校に行く必要があります。そのためには、今の勉強を頑張らなければいけません。

 たくさんの子供達と関わり、楽しそうに仕事をしている母はかっこよくて、私にとっては憧れの存在です。毎日コツコツ勉強し、夢の実現に向けて、頑張りたいです。