半田市長賞
「ぼくらの三ばそう」

半田市立宮池小学校3年

絹川 頼将きぬかわ よりまさ

 「エイ!ヤーホイッ!」みなさん、これは何のかけ声か分かりますか?正かいは、三ばそうのかけ声の一部分です。三ばそうとは、お祭りの時に神社にほう納するものです。ぼくは、今年の春から、三ばそうを始めました。友達にさそわれて、やってみたいと思ったからです。練習は、お祭りの二週間前から始まって、そこから毎日の様に行きました。ぼくは人形の左手と体を動かす係りでした。教えてくれたのは、友達のお父さんでした。ぼくはそれまで、三ばそうを知りませんでした。練習は、ビデオを見て三ばそうを知ることから始まりました。ぼくは、お祭りが大好きです。なぜかというと、年に一回、たくさんの人が集まって、とてもにぎやかだからです。もちなげも楽しいし、大きな声でもりあげながら山車をひくのも大好きです。ぼくのお父さんも、お祭りが大好きで、今年はつな係でした。お父さんは、三ばそうはやっていないけど、からくりをやっていて、ぬえというバケモノをあやつる係です。三ばそうの練習は、お父さんもたまに少しの時間みてくれました。ぼくたちは、まだ上手にできないけど、高校生のお兄ちゃん達は、何も見ずに上手にできて、すごいと思いました。ぼくが、三ばそうの中で一番好きなのは、お人形が着ている着物のそでをくるっと回して、かけ声をかけるところです。ぼくは、大きな声をだすのがとくいなので、三人でやる三ばそうの中で、一番大きな声をだそうと思ってがんばっていました。ぼくが大きな声でかけ声を言うと、友達も周りの大人の人も、喜んでくれます。おぼえるのは、むずかしいかなと思ったけど、早くおぼえることができて、ほめてもらったのでとてもうれしかったです。春のお祭りでは特別に、山車の中にのらせてもらって、成石神社から、じょう楽寺まで行きました。山車の中は、階段がないので、上まで登るのは大変だったけどワクワクして登りました。一番上まで登った時は、下に見える人の数がとてもたくさんで、すごい人数の人が山車の周りにいるんだなと思いました。じょう楽寺で、初めての三ばそうをやった時は、楽しい気もちでした。ぼくの家族も見てくれたし、お祭りのおじいさん達も、うれしそうに見てくれていた、とお母さんから聞きました。ぼくが、「エイ!ヤーホイッ!」というと、おじいさんたちも、元気がいいなあと笑顔になったそうです。こうやって伝とうがうけつがれていくんだな。とお母さんは思ったよ。と言ってくれました。今年は山車まつりもあるので、またつづけてがんばっていきます。大好きなお祭りで三ばそうができて、とてもうれしいです!