特別賞
「地球という家と家族を守りたい」

東海市立横須賀小学校5年

ロビンソン れん

 きっかけは、お父さんとみていたテレビだった。人間が海に捨てるゴミで、たくさんの生き物が亡くなっているという内容の番組だった。私達が、食べたり、飲んだり、作ったりしたら、必ずゴミが出る。そのゴミを道に捨てたり、海に捨てたりする人がいる。人だけではない。会社や、国だって捨てる。例えば、海ガメ。いつも通り、海を泳いでいたら、ストローが鼻にささってしまった。これは、海ガメのせいでもないし、海のせいでもない。人間が海にストローを捨てたせいだ。今では、そんな原因で亡くなってしまう海ガメがたくさんいるらしい。これは、あきらかにゴミが原因だ。ゴミを海に捨てるのをやめたら、海ガメの命を守ることにつながる。

 「ゴミ」の中でも、特に動物達の命をおびやかしているのが、プラスチックゴミだ。海ガメがすった、ストローもプラスチックゴミの一つ。その他にも、プラスチックゴミをえさと間違えて食べてしまい、亡くなってしまう海鳥も後をたたないらしい。

 自分の家の中に、平気でゴミを捨てられる人間はどれくらいいるだろう?私のお母さんは、毎日床のそうじ機がけをするし、ゴミも週に二回出す。私も自分の部屋を、いつもではないけれど、散らかってきたら片づける。

 地球に住む生き物全てにとって、地球は家だ。もちろん海も。そして、すべての生き物は、同じ家を共有する仲間、家族だと思えないのだろうか?自分の家を汚くする人間がいないように、たくさんの人が地球を自分の家だと思って手入れすれば、汚れることは無いはずだ。

 今からでも遅くはないはず。汚れてしまって、ボロボロになった家でも、手入れをし、修理をし、きれいにそうじをすれば、また住めるようになる。「もう手遅れだ」という大人もいるかもしれない。でも私が生まれた時に、地球はもうたくさん汚されていた。そんなことを言う大人は、とても無責任ではないか?お母さんにもよく言われるけれど、「自分で散らかしたものは自分で片づけなさい。」「自分で汚したものは自分できれいにしなさい。」自分の行動に責任を持つべきなのに。

 私は動物が大好きだ。地球という「家」を分かち合う「仲間」として、私は動物達を守りたい。だからできることを少しずつでもやっていきたいと思う。道にゴミが落ちていたら拾う。ゴミの分別をする。無駄使いをしない。マイボトルを持ち歩く。一人一人ができる小さなことはたくさんある。地球に住んでいる人間みんなが、そんな風に考えてくれるようになるといいな。もちろん、今まで地球のことを考えて行動をしてくれていた人は、これからも変わらず、続けてほしい。