「満里ちゃん、お参りしていこう。」龍ねん寺の中にある石碑の前を通る時、おばあちゃんはいつもこういいます。その石碑には、「豊川海軍工しょう」で亡くなったおばあちゃんの友達が祭られているのだそうです。 ・・・
「暑いなあ。いつまで草抜きするのかな。」と思いながら、学校の花壇の周りの手入れをしていると、僕の頭の上をアゲハチョウが風に乗ってふわりと飛んでいった。今にも友達の肩にとまりそうなツマグロヒョウモンも見つけた。・・・
「五番 夏色。」 大きく片手を突き出し、満面の笑顔とみなぎる喜びで満ちあふれた母と兄が瀬戸市民会館のステージに立っていた。八月九日、NHK が主催する全世界二十五ヵ国に放送される「のど自慢」でのシーン」である。・・・
「みんなは、目の前に困っている人がいたらどうする。」これはある日、塾の先生が言った一言でした。私にとってそれは、自分自身の考えを変えるきっかけとなった質問でした。・・・
ぼくには、じいちゃん、ばあちゃんがいっぱいいます。ちかくにいるじいちゃん、ばあちゃん、もとしおのひいじいちゃん、ひいばあちゃん、きゅうしゅうのひいばあちゃん、ほっかいどうのじいちゃん、ばあちゃん。・・・
私の弟は、のうせいマヒというしょうがいがあります。 いつもいっしょに遊んでいましたが、足のぐあいがよくなく、内またになってしまい、よく、転ぶようになってしまいました。 ・・・
私は、大府市で生まれました。そして、5才のときに父の仕事の都合で、ドイツに住むことになりました。それから4年後、私は大府市に帰って来ました。その時には、大府市がどんなところかよくおぼえていませんでした。・・・
私には、九十五歳の曾祖母がいます。五年程前から認知症が進み、娘である祖母と大叔母が交代で介護しています。祖母の家に行った時にその様子を見たり、曾祖母の話し相手をしました。少しだけですが分かったことがあります。 ・・・
私は、子育て総合支援センターの学生ボランティアをやっています。小さな子供が大好きで、将来保育士になりたいと思っています。子育て支援センターは、六歳までの子どもが遊びに来て、一緒に遊びながら成長する場です。 ・・・
「ただいま。」 ぼくは、学校から帰ると家中にひびきわたるくらいの大きな声でさけぶ。すると、 「おかえり。」 「おかえりなさい。」 「康くん、おかえり。」 と、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃんの三人の声が返ってくる。・・・