◆同窓会員リレー随想

■ 第10回 ■
介護福祉学科1期生  立松康徳
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今回、中央福祉専門学校(以前、高浜専門学校)の事務の林さんよりリレー随想のバトンを受け取りました、介護福祉学科1期生の立松です。

このリレー随想を書くにあたり、真新しい高浜専門学校へ入学し、そして初めに卒業できたことは1期生の特権であり、当時とても心地良く感じたことを思い出します。 平成10年に卒業後、早20年の月日が経ちます。その卒業後20年というのも自分では全く感じる間もなく、日々を送っていました。 同期の友人も私も結婚し、所帯をもち、育児や仕事にそれぞれ多忙になり、徐々に疎遠になっていました。 専門学校の同期の友人が今年の2月に卒業後20年を記念して集合しようと声をかけてくれ、久しぶりに集合したことで卒業後20年になることに気づきました。

私は地元の福祉事業団に入社し、その後、時代等の流れにより会社が吸収合併し、途中から社会福祉協議会に在籍となりました。 入社し、全く思いもしなかった養護老人ホーム、願いがかなった老人デイ、現場を活かし居宅介護支援、初めての障害分野の就労継続支援B型、市内の就労継続支援の取り巻く状況が変わり、生活介護への異動、今年度からは生活介護のサービス管理責任者として勤務しています。 様々な福祉の形や支援があり、それぞれの大変さとやりがい、楽しさを感じることが出来ています。 20年前に比べ、福祉の世界も大きく変化しました。介護保険や障害者総合支援法に合わせて、時代を感じて自分なりに必死についていこうと努力もしてきました。 ケアマネジャーや障害者事業所のサービス管理責任者等、取得しました。

現在は地域福祉の時代ですので、自分の仕事の立ち位置においても地域福祉に貢献し、支援につなげることができればと思い、昨年度から中央福祉専門学校の通信課程へ入学し、社会福祉士取得を目指して勉強をしています。 先日、その通信課程のスクーリングへ出席し、学生交流会で中央福祉専門学校の長岩校長から「今は閉校してしまった高浜専門学校とこの中央福祉専門学校の両方在籍する珍しい、貴重な方です。」と紹介いただき、突然の指名で恥ずかしながら私は乾杯の音頭をしました。 高浜専門学校のことを触れてくださったことをとても嬉しく感じ、高浜専門学校卒業生であることをこれからも大切にしていきたいと思います。

ここまで辿り着くことができたのは家族や職場の支えのおかげであり、同期の友人の存在あったからだと思います。 それは今後も大切であることには変わりありません。そして、何より自分を福祉の世界への入り口まで導いてくださった高浜専門学校へ改めて感謝したいと思います。 みなさん、高浜専門学校卒業生であることを誇りに、自分の信念やポリシーをもって福祉の世界を盛り上げていきましょう。 そして、私たちの生活と福祉はつながっていると思います。自分の生活を楽しんで過ごしていきたいですね。

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